Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra@同志社大学寒梅館ハーディーホール

 CDを持ってなければ音源すらろくに聴いてないバンドでも、ある種の確信と義務感のようなものを感じればこうやって足を運んでしまうわけです。会場はかなり立派なホールだったんだけど、想像以上に人が入ってましたね。
 前座のPOPOはセッティングの関係なのか編成の妙を生かすためか、ホールのエントランスでこっそり演奏。FBIの時も思ったんだけど、なんかこう、寝入る時に聴きたくなるような音楽だなあ。4月にCD出すそうなんでちょっと欲しい。あと、オルガンの喜多村さんは4/1にふちふなの渕上さんとデュオをやるそうでこれも行きたい。
 POPOが終わったのち席に戻り、ONJOの演奏を待ちます。しばらくするとメンバーが全員ステージに登場、高良さんのビブラフォンの音が響いた瞬間に、「あ、これはすごいライブになるな」と思ったらあっという間に2時間が経過していた…と書くとさすがに端折りすぎですが、いやほんとに。僕の感覚では「分かりやすい曲」は2曲ほどしかなかったけど、難解な曲でも演奏がおっそろしいので耳が離せないのです。芳垣さんの鬼神のようなドラムにはもちろんコーフンしたし、sachiko Mのサインウェーヴ、石川さんの笙も以前ライブで聴いていたおかげでより理解できた気がしたし。一言でいうと、ほんとにいいもん見せてもらいましたって感じ。これで3000円なら安いわあ。