RAINDOGS presents−SESSION SERIES vol.1− 遠藤ミチロウmeets長田"TACO"和承@梅田RAIN DOGS

 年始からレインドッグスに行き過ぎてる気もしないでもないですが…こんな組み合わせが見られるとあっては逃せるはずもありません。会場の入りもなかなか。
 まずは前座のakamar22!(アカマーツーツーと読むらしい)さん。一度ライブを観たことがあるINDIAN NO ECHO SIGN BINE NO!というバンドのドラマーなんだけど、ソロでは弾き語り+打ち込みという構成。ただ、打ち込みをもっと多用するか、ギターと歌だけに集中するか、どっちかにした方がいいような気がしました。曲や歌がわりと僕好みだっただけに。
 で、次はミチロウかな…と思っていると、タコさんがサポートのワタルさんと一緒にステージに上がり、3曲ほど演奏。タコさんのソロを観るのは初めてだったけど、MCで言ってたとおり、気持ちよくたゆたえるようなライブでした。


 


 わりと長めの転換のあと、ようやっとミチロウさんがドアーズの「THE END」をバックに登場。まずはソロでのライブが始まったんですが、どっか調子悪いんじゃないかと心配になるくらいミスが多くて…。いや、多少歌詞が飛んだりギターが雑になったりはよくあることだし、上手い下手とかいう次元で語れる演奏じゃないのは分かってるんだけど、3.の時のギターは正直かなりひどかった…。いや、ふだんはこーいうことあまり書かないようにしてるんだけど、もしこの日初めてミチロウのライブを観た人が「こんなもんか」と思ったりしたらそれは大間違いなんで書いておきます。久しぶりに2.や8.が聴けたのは嬉しかったけど、なあ…。
 そして、休憩も挟まずにいよいよセッションがスタート。どちらかというと暖かい、明るい音色のラップスティールが、暗くて激しい雰囲気の曲にどう馴染むかを楽しみにしていたんだけど、思っていたより違和感がない感じ。後半になるとミチロウの調子も上がってきたようで、特に15.はタコさんの演奏と相まって鳥肌モノでした。あと、MCで面白かったのが、ミチロウがタコさんの名前の読みを「おしょう」だと思っていたこと(正しくは「かずよし」です)。


 ところで、このセッションシリーズが「ミチロウと関西のミュージシャンとの共演」という形で続いていくなら、船戸博史、あふりらんぽ、砂十島NANI、山本精一、中林キララあたりとやって欲しいなあ…なんて妄想が広がりますが、どうなりますやら。



<ソロ>
1.いやな予感 2.おもしろくない 3.オデッセイ2006 4.おまえの犬になる 5.音泉ファック 6.I.My.My/AMAMI 7.お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました 8.JIN JIN
<with 長田"TACO"和承(ラップスティールギター)>
9.1999 10.Just like a boy 11.我自由丸 12.21世紀のニューじじい 13.シャンソン 14.天国の扉 <アンコール>15.Mr.ボージャングル 16.カノン 17.NO FUN