ちんどん通信社の“世界は日の出を待っている”(昼公演)@飛田オーエス劇場

 ライブハウスに出たかと思えば、ふつーに天王寺の街中を練り歩いたりもしているちんどん屋さん「ちんどん通信社」の年末公演に行って来ました。ショーとしてももちろん楽しみなんだけど、大衆演劇場であるオーエス劇場に足を踏み入れるのも楽しみ…。劇場の様子を撮るのは失念したけど、とにかく極彩色な写真は↓からどうぞ。
http://www.geocities.jp/masao_1980/livephoto/051228.html


 さて、ステージの内容をプログラムから引用すると…

<第一部>
○ちんどんミュージック・リレー競演
○円熟の三羽烏VS浪速の演歌師・田浦高志
○コント「モモタロー侍」
スペシャルダンスショウ

<第二部>
○イケメン?ギターデュオ「たか&タカ」
○ちんどん芝居「子別れ傘しぐれ」
○魅惑の二胡アコーディオン
○これぞ!ちんどんミュージック
○白熱バトル!バンジョー四人衆
○フィナーレ大演奏

 といった按配。演歌や昔の曲にはあまり明るくない僕ですが、「遠くで汽笛を聞きながら」の切ないメロディーをクラリネットで吹かれればぐっと来るし、知らない曲でもキャッチーな演奏でテンポよくステージが進むから飽きが来ないんですよね。
 田浦さんのステージでは演歌を弾き語るときのアコギ奏法が見られて勉強になったし、「たか&タカ」の演奏する「北酒場」では、エレキであんなに演歌がカッコよく弾けるなんて! と衝撃を受けました。ただ、ちんどんの性格ゆえに生音の楽器が多いため、ステージ中央にマイク1本だけではやっぱり音にバラつきが出ちゃってましたね。しかしまあ、音響よりもフットワークの軽さを取るのがちんどんなのでしょう。
 生演奏の他にも、耐震強度偽造問題を時代劇に翻案したコントや、人情ものの芝居も挟みつつ、約2時間半の公演はあっという間に終了。個人的には、最近出した「I’LL TAKE THAT CHING-DONG JAZZ MUSIC」というアルバムの路線でジャズをやってくれないかなーと期待していたんですが、それは2/16のBLUES NIGHT@梅田RAIN DOGSに期待することにしましょう。いやしかし、なかなか得がたい経験が出来て楽しいひと時でした(前売1500円とチケットも安かったし)。
 「ちんどん通信社」が気になってきた人は↓の情報、資料が充実の公式サイトをどうぞ。海外公演をこなしたり、NHKのドラマで題材にされたりと、いろいろ活動してるみたいですよ。
http://www.tozaiya.co.jp/


(追記)今回初めて大衆演劇場に行ったんですが、こないだ行ったトビタ東映なんかより全然キレイで拍子抜けでした。いやー、勝手なイメージ持ってると損しかしませんね。場内にある売店で売ってる飲み物が「ビール」と「栄養ドリンク」だけだったのは、さすがに衝撃的でしたけど。
(追記その2)なんつーか、僕はそーいう趣味ないはずなんだけど、白塗りして着物着てる人ってなんか色気ありますよね。