純映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」@テアトル梅田

 遠藤賢司主演・監督のこの映画は、筋らしい筋もないんだけど、常識?をぶっとばすパワーを持ったすんばらしい映画でした。巨大なミラーボールをバックに演奏する場面では鳥肌が立ち、山のように積まれたアンプの上で歌われる「夢よ叫べ」で感涙、ドラムを叩き狂い、アンプをけっ倒し、シールドをぶち抜く…いやー、こんなカッコいい、大きい、そして派手な衣装が似合う58歳が他にいるでしょうか。
 あと、繊細なギターを奏でるエンケンの手元を見て思ったんだけど、音楽ってやっぱり「ふるえ」なんだよな。だから、ちょっと話がズレるけど、緊張して体が震えるような時でも、それを恥ずかしがっちゃいけないんだ。そんなことを勝手に学んだ気がしました。
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 で、上映前から「うーん、ひょっとして…いや、でも…」と思ってたんだけど、あとで確かめるとやっぱり前に座っていたのは石井さん(http://www.d2.dion.ne.jp/~ken001/)でした。春一番ぶりですかね。レイトショーだったので映画館を出ると23時くらいでしたが、1時間ほど酒を飲みつつ音楽の話をしたり。ごちそうさまでした!