靴のこと

 僕はスニーカー1足、スーツ用のブーツ1足しか靴を持っていません。そのスーツ用ってのも5年くらい前に買った安物でほとんど履かないので、基本的にはスニーカーが潰れたらまたスニーカー1足買って換える…というサイクルでずっとやってきたわけです。ちょっと前に余裕があったときは2足体制になった時もあったけど、結局逆戻り、この夏に至ってはクソ暑かったのにサンダルも買わずじまいでした。
 そういえば、僕の敬愛する遠藤ミチロウさんも以前ライブのMCで1足派だと言っていたらしく、僕もミーハーだから「おお、ミチロウと一緒だ」なんて思ったりもしたんだけど、よくよく考えなくても僕のおんぼろスニーカーとミチロウのカッコいいブーツでは天と地ほどの差が…。
 「ミュージシャンと靴」という話題を続けると、HEATWAVEのベスト盤のライナーにこんなエピソードが載っています。


(ヴォーカルの)山口は初めての人に会う時、洗いたてのジーンズと磨いたばかりの靴を履いて、待ち合わせの場所へと向かう。スーツやネクタイを拒否する自分に課した、せめてものエチケットだという。
 カッコええ…。風呂場でバスマジックリン使っておんぼろスニーカー洗ってる誰かさん(もちろん僕のことです)とはえらい違いだよなあ、オイ。