OSAKA DESIGNER'S WEEK 2005 DESIGN MUSIC EVENT@精華小劇場

 雨が降ったり止んだりのイヤーな天気ながらも、えいやっと外に出てきました。このイベントは、OSAKA DESIGNER'S WEEKの一環で行われたフリーライブでして、「なんやまたタダのイベントかい…」と思われる向きもあるかもしれませんが、いやいや、無料なのに客が少ないっていうほど切ないもんはないっすよ…。初体験の精華小劇場(ミナミのど真ん中にある、廃校になった小学校の体育館を改装してるのです)はええ感じの建物でしたが、入ってみると客席はまばらもまばら、何となく意地を張って最前列のど真ん中で見ることにしました。
 一番手はのマド。調べてみると、僕はバンド編成でのライブを2002年のMINAMI WHEELでちらっと観ていたんだけど、今回はヴォーカル・ハーモニカ、ギターの2人で登場。ボサノバが主体の音楽で、上手いしいい演奏ではあったんだけど、曲の並べ方が悪いのか、テンポやギターの奏法が似た曲が多かったせいか、もうちょっと時間短くてもよかったかなーという感じ。
 つづいてはフジヤマチャロル。僕がこのイベントに行こうと思ったのはこの人たちの写真が何ともいい感じだったせいもあったんだけど、ギター、ウッドベース、キーボード、ドラム、ホーン隊3人にヴォーカルという編成で、ある意味見たまんまの演奏を聴かせてくれたので満足でした。何でも昔、関東大震災の影響で移住してきたミュージシャンたちが道頓堀周辺のバーなんかで活躍して「道頓堀ジャズ」と呼ばれるムーブメントを作っていた…という時代があったそうな。いい話も聞けました。
 トリを務めたのはYURI HAMBURG。ギター、ウッドベース、キーボード、ドラム、サックスにヴォーカルという編成。さっきのバンドでもちょっと思ったけど、一番前に座ってたからか音のバランスが妙ちくりんだったなあ。曲はカバーのみで、「UNDER THE SKIN」なんかもやってました。途中、少しでも金落さねばと飲んだビールのせいか寝落ちてしまいましたが、最前でぽつんとこんなことしたら感じ悪いですよね、申し訳ない。
 最終的にはそれなりにお客さんも入っていたみたいだけど、ちょっと勿体ないよなーという印象が残ってしまったイベントでした。