終戦記念日恒例あうんさん・すうじぃワンマンショー@梅田HARD RAIN

 すうじぃのワンマンは2年半ぶりくらいかなー。今日はゲストなしで持ち歌をほとんど歌うというコンセプトで、全45曲、休憩を挟んで約3時間の熱演でした。カンペなし、って基本やとは思うけど、このボリュームでとなるとスゴイよなあ。ずーっと紙ばっか見ながら歌ってる路上ミュージシャン(何がミュージシャンやボケ、偉そうに)に爪の垢煎じて飲ませたいわ。
 ところで、セットリストは長すぎるので割愛…しますが、「僕は天皇陛下になるんや」「アイコアイコ」やヒロヒトシリーズなどの皇室モノ、「あの娘は学会員」「水子ディスコ」「まりはな〜すべての人の心にまりはなを」など、幅広い層のタブー(とされているジャンル)に果敢と突っ込んでいく一方、ロックや失われゆくレコード文化への熱い想いを歌った「僕たちは地下にいた」「45回転」なんかの曲もほんとに良くって、ほんと久しぶりに聴いた「ロックンロール」では思わずホロリ。ホンマええ歌や。
 それにしても、これだけの内容なのに「ちょっとエキセントリックな歌詞書いたらとりあえずウケるやろ…」というようなあざとさが全く感じられないのは何なんやろう。この辺は、上の項で書いた「すべて平等に鍋の中で煮えてる」感覚に通じるかもしれん。咀嚼しきって歌にした時点で、政治も思想も宗教も、ロックもパンクもフォークもクソもなくなるんやろうなあ。
 とにかく、このあうんさん・すうじぃという人、単なるイロモノではないのは確かです。なんか上手く書かれへんけど、気になる人は下記リンク先のオフィシャルを覗いてみてください。「自己紹介」コーナーの下の方では視聴も出来ます。
http://www.geocities.jp/aunsansuzie/