第19回帝塚山音楽祭@住吉区万代池公園ほか

 よくよく考えると3年前に一度行ったきりで、帝塚山は久しぶり。前日の酒と遅寝のせいか体調はイマイチだったけど、行きしなに栄養ドリンクをチャージして天王寺へ向かいます。「帝塚山音楽祭には路面電車で!」というのは決定事項なので、自転車で行けば金が浮く…なんて無粋なことは言ってられません。
 会場に着くと、3年前とほとんど変わらない景色が広がっていて何だか安心しました。まずはメインステージでザ・たこさん。あのルックスとファンクな音楽がこの場所でウケるのかな…と勝手に心配してたんだけど、分かりやすいお約束的ステージングや「愛の賛歌」の激カッコいいカバーなんかもあって大盛り上がり。いやー楽しかった。
 僕はだいたいメインステージ周辺にいたんだけど、ステージ転換の時なんかは万代池のまわりにズラーっと並ぶフリマを見たり、アコースティックステージをのぞいたり。ここはステージといっても舞台があるわけじゃなくてただの木陰なんだけど、自分たちがホントに好きな音楽をのびのびとやってる無名のおっさんおばさん達を見てると、自分の若さが恥ずかしくなってくるというか…。カントリーミュージックってちょっと苦手なんだけど、この場所でナマで聴いてるとすごくいいんだよなー。
 他に見たステージの印象など。A-Showはブルースの弾き語り。じわっじわっと盛り上げていくステージ構成や選曲が上手いなあ。「赤いスイトピー」やアンコールにアカペラで歌い上げた「上を向いて歩こう」なんかもよかったです。ステージ前には春一番名物のあのおっさんも来てたんだけど、なんかステージ上から見事にいじくられてました…。
 グローバルジャズオーケストラ with 小柳淳子(Vo)は大所帯のビックバンド。こういう風にビシっと統制のとれた音もけっこう気持ちいいもんですね。それにしても、管楽器を演奏する女性が何割増しかで美しく見えるのは、あれ何なんでしょう…って、個人的なアレはどうでもいいとして。
 メインステージのトリは、ティピカ福留トロピカル・セッション〜featuring森村献&中路英明〜。セッティングに多少てこずっていたけど、いざ演奏が始まるとめっちゃくちゃカッコいいラテンジャズを聴かせてくれました。ステージ前が開放されてて、もっと酒が入ってたら、さぞかし楽しく踊り狂えたことでしょう。
 ってな感じで、やっぱり楽しかった帝塚山。この万代池公園でのライブの後も、帝塚山各所(路面電車内も含め!)で行われるライブをハシゴできる企画なんかもあったんだけど、今回はこの辺で。無料イベントだから、もっと会場にお金を落としていきたかったんだけどねえ…帰れなくなるからムリでした。
 あと、ちょっとした追記。春一番名物のあのおっさんですが、途中から本部に隔離され、しまいにはパトカーに乗せられてました。ステージ前で踊るのは(このイベントの場合)明らかなマナー違反だし、べろべろに酔っ払ってるしで、まあ対応としてはふつうだとは思うんだけど…ちょっと割り切れない気持ちになってしまいました。いや、僕の見てないとこで誰かに手出したとかなら話は別だけどさ。まあ、あの人物を受け入れられる春一番というイベントの方が、この時代(こういう言い方やだなー)ではおかしいのかもしれん。

 

 写真のページを別に作りました。相変わらず色味がバラバラだったり何を撮りたいのかよく分からなかったりしますが、あの場所の雰囲気が少しでも伝わったら…と。1ページ目は路面電車も含めた風景、2ページ目はステージの様子を載せてあります。
http://www.geocities.jp/masao_1980/livephoto/050529_1.html
http://www.geocities.jp/masao_1980/livephoto/050529_2.html