高田渡、逝去…

 最初に入院って話を聞いたときには何となく楽観的な気分だったんですが、拾得のテリーさんのブログ(http://terrio.exblog.jp/)を見てたら、「どうもこれは思ったより悪いんだな…」と思いつつも信じたくない気持ちでココでは取り上げなかったんですが…。残念です。
 思えば、去年どーーーしようもない状態になっていた僕を助けてくれたのは、映画「タカダワタル的」の世界でした。映画を見終わった後、「いせやに行ってみたい」という気持ちだけで東京に行き、感動して、こんな出会いはまだまだあるはずだからやっていかないと…という気持ちにさせられ、いや、ホントにいろんな人に迷惑かけましたが…(以下略)。
 ライブを観られたのはただ一度だけ(http://d.hatena.ne.jp/masao1980/20050224#p2)で、僕が最後に聴いた曲は「風」でした。渡さんの詩ではないですが、引用させてください。では、ヴァーボン・ストリート・ブルースでも聴きながら、酒を飲むことにします。


「風」朝倉勇 作詞


ほんとのことが 言えたらな
目に見たことが 言えたらな
思ったことを便りに書けたらな
頭の上を吹く風よ


仲間がいま 何をしているのか きかせてくれ
彼はいま 何を見ているのか
もうひとりの彼は何を考えているのか
遠くの彼はだれと心を、通じているのか


あのひとの目は何を言おうとしていたのか
そんなに気持ちが唄に 唄えたらな
優しさが 音に 表せたらな
そしたら ぼくはぼくに なれるのにな


ほんとのことが 言えたらな
目に見たことが 言えたらな
思ったことを便りに書けたらな
頭の上を吹く風よ