ブラックニッカ

 カスタネッツを聴きながら村上春樹海辺のカフカ」を読んだりしてると、なんか自分が高校生ン時から全然変わってないなーという気がして。まあ、村上作品も昔とは変わってるし、同じCDを聴くにしても僕の耳は変化してるんやけど。で、ふと思った。
 変わることが良いのか悪いのか、それはもうケースバイケースとしか言いようがない。ただ、悪い意味でずっと変わらない人間と一緒にいるのは、何というか、怖かったんだろうなあと。「自分が他人にまったく影響を与えられない」というのは辛いものだ、というのは僕でも知っているから。
 ああ哀しいなあ。いくら飲んでも足りないよ。