文楽夏休み公演第三部「夫婦善哉」@国立文楽劇場

 こないだ観に行った「勧進帳」といい、分かりやすい話ばかり選んでいるのは素人ゆえ、なんですが、これはもう作中で使われている言葉からしてほぼ現代に近く、おかげで字幕に頼ることなく大夫の語りに集中できたと思います。中盤ちょっと意識が飛んだりもしたけれど、終盤、自分の想いが報われないことに嘆き悲しむ蝶子をまさに全身全霊で表現していた嶋大夫はすごかったなあ…。ぐっとくるものがありましたよ。今度はもうちょっと前方に陣取って、人形の細かい動きをガン見したいと思います。
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