東京旅行記:ひとり放浪〜帰阪編

 新宿のマンガ喫茶でナイトパック(5時間)×2という荒業を駆使したものの、これだったら以前使用したことがある御徒町ステーションホテル(カプセルに浴場とネット端末が使えて2830円なり)に行けばよかったなーと気づいた時はすでに後の祭り。そう、今回は下調べが全然できてないのでした。
 まあ、今日はけっこう余裕があるので、まずは銭湯情報をえっちらおっちら検索。東京の銭湯ってたいてい昼過ぎ(15時とか)に開くことが多いので、早い時間からやってるトコ探すとなるとなかなか大変でして。有名な「燕湯」はまた行きたいなーと思ってたけど定休日、次に見つけた浅草の「ひさご湯」もこないだ廃湯って、ねえ…。しかしまあ、とりあえずここでいいかってとこを見つけて空気の悪い漫喫を辞去。外は昨日より若干暑いけど、やっぱり蒸し暑さはないなあ。歩き回るにはええ感じ。
 新宿から中央線で御茶ノ水、ココはなんか数年前にレコ屋巡りで一度だけ来たことがあるような…。しかし今回はレコ屋には目もくれず、腹ごなしにささっと立ち食いそばを食べてから「江戸遊」神田店(http://www.edoyu.com/kanda/index.html)へ一直線。貸しタオル200円ってのはなかなかアレだけど、施設はけっこうキレイだし、ボディソープにシャンプーも完備、朝11時から営業というのも魅力的ですわな。あと、アキバも近い。そういう条件もあってか、なかなか賑わってましたね。
 すっきりさっぱりしたあと、歩きで秋葉原へ。そういや、ホコ天になってないアキバに来たのは初めて。で、今回のお目当ては「トライタワー」なるゲーセンだったんですが、うーん、思ったよりレトロゲームコーナーが狭くてガッカリ。それでもまあチョコチョコと遊んで、さっと秋葉原を後に。途中、メイドさんのいるメガネ屋がどうとかいう看板が見えたけど見なかったことに…。
 つづいては山手線で新橋へ移動して、若干道に迷ったのち汐留の日テレビルで岡本太郎明日の神話」を鑑賞。デカイ!カッコイイ!と小学生なみの感想で済ませてしまいそうですが、何かこう言葉で説明してしまうにはどうもためらいがあるのですよ、こういう混沌としたエネルギーのある作品だと特に。しかしまあ、思いっきりテレビ資本に囲い込まれてるのが何だかな…とか思いつつも、手ぶらで帰るのは忍びないので関連グッズなどを買って帰るのでした。
 ここからは東京メトロで、新橋から表参道へ。またまた若干道に迷ったのち青山にある岡本太郎記念館に行ってきたんですが、ここでは現在「明日の神話」公開に合わせたコーナーが出来ていて、やっぱり記念館を先に見るべきだったなあとか思ったり。いや、行ったり来たりになるからってんでこの順番にしたんだけど。まあともかく、それほど広くはない建物に氏の魅力がぎゅっと凝縮されていて良いなーと思いました。写真撮り放題なのもスゲエ。
 ぼちぼち日も暮れはじめたし、シメは吉祥寺の「いせや」にでも…と思い、銀座線で表参道→赤坂見附丸ノ内線に乗り換えて荻窪まで、そこからJRで吉祥寺…って、この移動方法は間違ってないですかね?(誰に聞いとんねん)。いくら混んでいてもビールとほぼ同時に出てくる煮込み、相変わらず肉肉しいシューマイに舌鼓をうって、何となく満ち足りた気分。やっぱり好きだわー、ココ。
 何だかんだ言って短い滞在期間ではあったものの、これで旅の全日程は終了…とキレイに締めようにも、帰りの夜行バスを思うとちょっぴり気が重たい感じ。それでも、新宿まで移動しててきとーに土産などゲットしつつ、バスに乗り込みます。すると、なんと嬉しいことに横が空席!これで多少気が楽になったんだけど、今度は携帯の充電が切れそうに…。しかしそこは、休憩でサービスエリアに止まるたびにトイレのコンセントをめざとく探して充電、という荒業で何とか乗り切り、翌朝7時半ごろ、早起きしてバスの発着所に寄ってくれた彼女にただいまを言えたのでした。すんません、こんなオチで。