春一番BOX発売記念トークショウ@タワーレコードNU茶屋町店

 新しくてキレイなタワレコの店内なのに、モニターには70年代春一番の映像(下の写真に映ってるの、若き日の高田渡さんです)、壁には春一番の歴代ポスター、さらには会場でいつも吊られてるボロボロの垂れ幕まで飾られていて何ともいえない雰囲気に。そんななか、福岡風太と阿部登の二人が映像をネタに喋ったり、ながいようさんがミニライブをしたり…というゆるめな約1時間でした。71年に大塚まさじさんと風太さんが作ったミニコミ(?)「THE NEW MORNING」のコピーが来場者全員に配られたりして、最後までアットホームなイベントだったなあ。個人的に思うところはまた祝春一番が近づいた頃にでも書きますんで、以下、箇条書きで感想・雑感など。


 


・僕が初めて春一番に行ったとき、客席で三脚固定してビデオ撮影してる客がいることにたいそう驚いたものでしたが、70年代はステージに上がって寝そべりながら写真撮ってる客がいたようです…。
・今はなき天王寺野音の映像は初めて見たけど、なんか雑然として埃っぽそうな雰囲気がいいっすね。街の中の野音って感じで。
・井筒監督やスクリーミングマッドジョージも春一番のスタッフだったとか。
・去年で辞めると言っていた春一番をまたやることについては、「(高田)渡がやっていたような音楽を伝え続けるには春一しかない」という想いからだそう。「(客から)石投げられるで」とは阿部さんの弁。
・祝春一番は11時〜18時半まで、らしいです。それなら、今のトコ発表されてる出演者が微妙に少ないのも納得だし、一人あたりの演奏時間が増えるのは個人的に歓迎だけど、時間通りに行かないのが春一番ですよね…。
・ながいようさんのセットは、「こいのぼり」「茶色い帽子」「ガムをかんで」とディランIIのナンバーのみ。ながいさんはいつも若々しいファッションをしていて気になってるんだけど、今日は赤い眼鏡がステキでした。「今年は大塚ちゃんと同じ日に出るんですが、彼は雨男なんで心配です」。


1972春一番[BRIDGE051/60]

1972春一番[BRIDGE051/60]