昼:天下一品、夕:創華飯店〜今里焼きそば

 お昼は「天下一品」布施店でラーメンライスセット。各地の天一を食べ歩いた友人Sいわく、この店が一番美味しいらしい。たしかに、天一ってこんなに美味しかったっけ…と思いながら食べていたんだけど、ふと気付くと強烈に濃いはずのスープが以前ほど気にならない。むむ、これはどう考えても大国町のラーメン屋「無鉄砲」のせいだ…。スープの粘度でいうと天一の方が上なんだけど、味の濃厚さでは「口の中が犯されてるっ!」って感じの無鉄砲とは比べものにならんのですよ。「なんか、気づかんうちに調教受けて拡張されてたみたいやわ…」と昼時にあるまじき会話で盛り上がる二人でした。


 夕方、気になっていた創華飯店へ。とにかく、店員も客も活気があって明るいなあ。で、まずは飲んだことがなかったので紹興酒を頼んだんだけど、これはイマイチ口に合わず。まあ、油っこい料理を食べたあとの口直しにはぴったりなんだろうな。
 最初に出てきた料理は「三度豆と牛肉のうま煮」。うわーーー、こんな美味しい三度豆食べたの初めて、というか三度豆ってこんなに美味かったっけ? タレはそんなに濃くないんだけど、とにかく噛むたびに野菜のうまみが染みてくるのだ。
 で、お次は「豆腐餃子」。まずは何もつけずに食べてください、というのでその通りにすると、たしかにそのままでも十分イケます。ちゅーか、これにラー油なんてぶっかけたらバチ当たるわ。
 つづいて「イカゲソとトマト炒め」。そうそう、この店のメニューってあまり中華料理屋らしくないのですよ。もともとはふつーの店だったのが、添加物の入っていない食材を使用するようになってからメニューも変わっていった…ということらしいです。字面で気になって頼んだこの一品は、ゲソとトマトの食感が意外にマッチしてええ感じ。あえてあるソースも、濃すぎず薄すぎず、優しい感じの旨みっていうんでしょうか。
 最後に「玄米チャーハン」をいただきます。玄米はチャーハン用にばっちり水を調節して炊いているらしく、具は玉ネギ、椎茸、ネギだけなのに味わいがあって、噛めば噛むほど美味しいよぅ…。最近どうも早食いしちゃう傾向があったので反省しつつも、こういう滋味のある食べ物が食卓に並んでいないこと自体が間違ってるのでは…という気にさせられました。
 最後のスープをすすりながら「ああ、もうこれで終わりか…」と泣きそうになったくらい感動したのですが、まだまだこの店は奥が深そうです。それにしても、鶴橋のまぐろ食堂といい、最近アタリが多いよなあ。こういう店が地元にあるっていうのはすごく誇りに思えます。
 遠くから来るのはなかなか厳しい店だけど、地図なんかの情報は↓のページで確認くださいな。今回はタイミングよく入れたけど、あまり広くない店なので予約した方がいいみたい。
http://www.i-noah.co.jp/kouhoubu/kodawari_SOUKAHANTEN.html


 …で、まあ言い訳になりますけど、育ち盛り(腹がな…)の僕たちとしては、量より質の中華を1500円分くらい食っただけでは足りないわけで、わりと近くにある「今里焼きそば」にも行ってきました。この「今里焼きそば」というのは、極太麺に牛肉、玉ネギ、というシンプルかつ必要十分な食いもんでして、大サイズ(ホントにでかい)でも530円とお手ごろなのです。そんなわけで(?)、がっつりといただきましたー。
 ↓が今里焼きそばの公式サイトなんだけど、写真見てたら腹減ってきたよ…。
http://gokigen.main.jp/yakisoba/