僕の三大トラウマエロ漫画

 えーっと、トラウマって単語はあまり安直に使いたくないんだけど、それはまた別の話。とにかく、こういう漫画に出会ってしまったせい?おかげ?で今の僕がある、というようなお話です。
 で、以下人によっては不愉快と思われる描写があるかもなので、そういうのが嫌いな人は見ないようにしてください。


山本直樹「世界最後の日々」
 当時16才だった僕は、たまたま兄が持って帰ってきたスピリッツをぱらぱらめくっているうちにこの漫画に出会ってしまいました。たしか、三話の「川」が掲載された号だったと思うんだけど、「うおおおおーこんな漫画が載ってていいのかっ!」と激しく興奮したのを覚えています。内容を思いっきり端折って説明すると、恐怖の大王と戦うよう指令を受けた主人公が、どうせ世界が終わるなら好きなことをしてやろうと同級生の女の子を誘拐したり邪魔者を金属バットで殴ったり車で轢いたりするようなシドイ漫画です(「フラグメンツ (2) (Big spirits comics special―山本直樹著作集)」収録)。
 しかし、当時満足な小遣いをもらっておらず単行本などとても買えなかった僕は、時折チェックするようになったスピリッツで「フラグメンツ」の広告(メイド服の雪ちゃんが緊縛状態で放置されているイラストが記憶にある。コレがメイド原体験か?)を見て悶々とした日々を送ったりしたのち、(今はもう潰れた)近所の古本屋で1、2巻をまとめ買いしたのでした。
 その後、ネットで知り合った山本直樹つながりの人々と親交を深め、果ては東京までライブを見に行ったり、単行本をほぼコンプしてリスト作ったり…そう考えると、漫画のことだけじゃなくて人生に与えた影響力もハンパじゃないなあ。


しのざき嶺「BLUE HEAVEN」全2巻
 んー、これは高校生の時だったかな…よく行く本屋でたまたまビニールが外されてる単行本が目に付いたので、パラパラとめくったのが出会いでした。「あ、これは読んじゃダメな本だっ!」と本能で察知してすぐ読むのを止めたものの、その断片がずっと頭のなかにへばりついていて、数年後にはとうとう買ってしまったという感じ。内容を思いっきり端折って説明すると、人体改造モノ。エヴァンゲリオンの影響があるような気もしないでもないですが、とにかく肉体的にも精神的にも痛いです。
 この辺で免疫がついたのもあるのか、フラミンゴなどの特殊エロ漫画雑誌もわりとすんなりと読めますね。かといって、本人にはそういう傾向がない…とも言い切れないような気がしないでもない。どないやねん。


○作者不明「タイトル不明」
 この漫画との出会いは中学か高校かどっちだったかな…。たまたま見つけた父親所蔵のエロ雑誌に載っていた漫画なんだけど、雑誌名も作者もタイトルも何ひとつ覚えてないのです。
 内容はドラえもんのエロパロで、のび太としずかの結婚後の生活を描いてたもの…なんだけど、のび太不能で大人のおもちゃコレクター、しずかは「どうせ将来的にはのび太と結婚するんだから」とやけになったジャイアンにレイプされた過去から、あのロボットさえ来なければ!とドラえもんを恨んでいて、未来を変えるために出来杉と不倫関係に…という感じ。今考えると、(名前は伏せてあったものの)よくこんなのが雑誌に載ったなあ。
 何も覚えてないだけに探しようがないこの漫画なんだけど、アンドロジー「激しくて変」に掲載された戦隊モノパロディー漫画「ザーメンジャー」を読んで以来、あれは阿宮美亜の漫画だったんじゃないかという思いでいっぱいだけど確証がないのだ。知ってる人はいないと思うけど、いたら教えてください。


 さて、これで何人読者が減るかなあ…。