そんなに大したもんでもないけど、「ライブ観」の話

 このあいだ飲みの時にライブがどうこういう話になり、僕がステージでマグロを解体するライブ(http://d.hatena.ne.jp/masao1980/20050308#p2)や、銭湯ライブ(http://d.hatena.ne.jp/masao1980/20050328#p2)なんかの話をしたら、わりと皆の耳目を引いたようだったんだけど、僕がそういうライブに1人で行っていると言うと、何だか変な目で見られたような気がした…ということがありました。
 まあ僕は実際そんなに友だちが多いわけでもないし、性格上あまり気軽に人を誘ったりできないので、1人でライブに行く機会が多い…ってのは確かなんだけど、一番の理由は「1人だ、ってのをライブに行かない理由にしたくない」ということなのです。これは声を大にして言いたい。
 ちなみに、昨年の12月から今まで34回ライブに行ってますが、連れがいたのはたった4回でした。昔よく一緒にライブに行っていた気軽に誘える友だちが大阪を離れた、というのも一因だけど、その当時も1人率は50%くらいだったかなあ。まあ、要するに…


「ライブなんて一人で行くもんやで。なんや待ち合わせしたりすんのもメンド臭いし、誘うたからには色々気使うこともあるしな。時間空いたら本読みながら酒でも飲んどったらええねん。それで終わったらささっと帰るのが一番楽でええがな」と、


「こないだ連れと一緒にライブ行ったらえらい面白かったわ、誘って正解やったな。あんなええライブなんから、少しでも客増えて欲しいし。それに、開演前とかセットチェンジ中も、連れがおったらヒマせえへんからいいね。荷物も見てもらえるし」


 という2つの相反した考えの間で揺れてるのが僕のライブ観というわけだ。しかし、大昔のレポを見て思い出してみると、思ったより連れのいるライブが多くて、となると1人で行きたがってる(人を誘う余力がない)今の自分は弱ってるんじゃないか…って、今書いてて気付いたよ。ライブ観を突き詰めると人生観になっちゃったような。うーん、そうなると僕に足りないのはある種の「軽み」だよなあ、きっと。


 つづいて、ライブでよく会う客、店員、ミュージシャンとお近づきになるべきか…という問題に関しては、またの機会に。