JB(渕上純子+bikke)@京都磔磔

 「えーっと、ラガーの中瓶とピラフください」と言っても、ココは居酒屋ではなくライブハウス磔磔。手酌でビールを飲みつつ飯食って開演を待つのがココの醍醐味です。今日はJBの1stアルバム「ルリパキダンス」レコ発ライブ。と言っても、CDが出るのは(予定より延期になって)3月だけど…。
 会場には、CDのジャケットを手がけた竹葉泰祐(5才)の原画も飾られていました。「ルリパキダンス」の命名者でもある泰祐先生(と渕上が言う)の啓示では、バンド名は「ハゲチョコ」がいいとのことだったけれど没にしたとか。
 まずはゲストの羅針盤が登場。この日は山本精一(vo.g)、吉田正幸(key)、CHINA(ds)というトリオ編成でした。ライブ見るのは2回目だけど、自分で「すごい下手なんで覚悟して…」という山本さんのボーカルはけっこう好きです。ちなみに、羅針盤磔磔に出るのは今日が初めてだとか。
 1.小さなもの 2.かえりのうた 3.波 4.新曲 5.? 6.チャーチ
 昔の曲を交えつつライブはわりに淡々と進んでいったんだけど、もっと浸っていたいと思わせる良いライブでした。そろそろCD買わないとなぁ。あと、MCで「すごくメチャクチャな人間やと思われてる節があるんです、ぼく。すごく気さくな、ホントいい奴なんですよ」とか言い出す山本さんはともかく、こないだのトンビショでのコスプレを見てしまってから、CHINAさんが気になって気になって…。「ドラムを叩く女性は3割増し」なのか?
 続いて本日の主役、JBがステージに上がります。渕上さんはキーボード、bikkeさんはエレキギターを使用。bikkeさんは今日初めて見たんだけど、すごくいい声、いいキャラしてますねえ。
 1.ヘブン 2.at home 3.にんじん 4.オレンジ 5.涙 6.おやすみ 7.野の人の野のうた 8.夜の幸 9.ひよどり 10.蒲公英 <アンコール>11.Frank Mills
 1.でいきなり渕上がミス、するとbikkeが「あたしすごい楽になったわ」って、2人とも緊張しすぎです。2人が共演するきっかけになった2.でも渕上がミス。いつもより高いキーで歌ってたせいもあるのかな。それでも、歌い直すとさすがにいい感じでちょっとホロリときました。サビが「今晩、うちの晩ご飯何にしよ?」だもんなあ。つづく3.4.も叙情的で沁みます。
 レコーディング後に出来たという新曲5.ではbikkeが2回連続でミス、すると渕上「私も2回やったから…」ってそういう問題なのか…。という風に、けっこうミスの多いライブだったんだけど、会場が温かく見守ってる感じで、まあたまにはこういうライブがあってもえぇかなぁ、という気にさせられました。騙されてる?いや、いい気分で帰れたんだからいいんだよ。
 これも新曲の9.に続いて、10.ではbikkeがギターにエフェクター(船戸さんから借りたらしい)をかまし、渕上もエレキギターに持ち替えて、打ち込みのドラムをバックに激しいツインギターを響かせます。渕上が弦を切るくらいのド迫力で本編は終了。
 アンコールの1曲は渕上のキーボード、bikkeの歌だけで披露されました(練習不足が原因…?)。と、終わってみればけっこう短めなライブでしたが、東京でのレコ発ライブの他に、5/14に梅田のHARD RAINでまたライブを予定しているらしいので、これからに期待といった感じでしょうか(偉そう)。あと、終演後にちょっと勇気を出して、「ルリパキダンス」の歌詞カードにお二人のサインをもらっちゃいました。大事にします。