シカラムータの「平和に生きる権利」を延々とリピートしつつ、日本酒とウヰスキーのまじった頭でてきとうな文章を書き連ねてみるとしよう。しかし、こうやってウイスキーのイをせせこましく「ヰ」に変えたりしてるあたりで僕の器の小ささも知れるなあ。そんなんしてもカッコよくもなんともないって!
 さて、CDを高田渡のアルバム「石」に変えてみました。「ごあいさつ」は文句なしに名盤だけど「系図」はあんまし合わないんだよなあ…。「石」はその中間くらいだろうか。とりあえず「私は私よ」を延々とリピートしてみるかな。あーええなあ。しかしコレ1973年録音らしいんですよ。30年以上前に作られたもんに今更ながら夢中になってるわけなんだけど、しかし「今作られてるもんが常に最高だ」、なんてだーれも言ってないわけで。科学技術とやらはどんどん進歩してるらしいけど、はたして自分たちはそれを享受してもいいくらいの知能なり資格なりを持ってるんだろーか。とか考えてもしゃーないわな。
 次はピロウズのアルバム「GOOD DREAMS」をかけてます。11曲で36分。これくらいのボリュームがちょうど合いますな。しっかし、15年もやっとるのに1曲目から「I'm just awake from asleep」とか言ってるあたりが素晴らしすぎる。そりゃあ神戸チキンジョージのチケットも売り切れるわ…(悔しいんです)。
 売り切れで思い出したけど、札幌で高田渡見ようと地下鉄乗り継いで会場に行ったら、あっさり売り切れだと言われそのまま帰るのも悔しいから大通の焼き鳥屋で痛飲したこともあったなあ。前売り買えよ、電話して聞けよ、って感じですが。エンケン、渡ちゃん、中山ラビあたりは一刻も早く生で見たいっす。
 しかし、何で僕はこうも音楽にこだわるのか。そーいや、かなり酔っ払いながら友人と喋っているときに「オレは自分のしょうもない自意識やら価値観をブッ壊してもらいたくて色んな音楽を聴いてるんかもしれん」とか何とか恥ずかしいことを言った記憶がある。まあ、何かしらスゴイものにブチ当たって価値観変わったりするのはええけど、信者や奴隷みたいにゃあなりたくないし、かと言ってそれを自分の中で上手いこと消化して成長できてるんかと聞かれると「いやーどうやろ」としか返されへんな。
 まー24年生きてるとそれなりにいろいろあって、それに関しては(ほとんど)後悔はしてないつもりで、「何かしら得るものがあるんやから人生無駄なことなんかないわ」というのが僕のモットーではあるんだけど。得たものから何も生まれてない気が最近するのです。「あーこれもええ経験やわ」で済ませて、なんも努力せんうちにぜんぶ腐らせてんちゃうんかと。