Festival BEYOND INNOCENCE 2005@新世界BRIDGE

 FBI2日目。この日は15時開演〜22時半終了予定が23時50分まで伸び、さらには最後のバンドは明日に持ち越しという展開に…でも、転換がダラダラして時間がかかってたとかいうわけじゃないので、個人的には問題なし。ただ、電車で来てる人はほとんど最後まで観られなかったんじゃないかな。
 この日から物販のインディーズマーケットも一部拡大、澤居大三郎さんによる「domon cable」の出店もあったり、フードも次から次へとメニューが増えていったりして、長丁場のイベントなのに一度も中抜けせずじまい。なんだかBRIDGEって広いのに雑多な印象があるせいか落ち着くんですよね。
 どーでもいい話ですが、今日はなるべく散財すまい…と家でたらふく食ってから出てきたので、食べたフードはちらし寿司+唐揚げのみ。酒も2杯くらいに抑えて、最後まで集中力を切らさずに楽しめました。


 で、写真集も作ってあるので合わせてご覧下さい。
http://www.geocities.jp/masao_1980/fbi2005/index.html


○この日の出演者
trio los fegccio[渡辺智之、坂本渉太、森靖弘]
 すいません、ちょっと遅刻して最初から見られませんでした。全員黒スーツでばっちりキメて、ツインドラムにギターの3人組でインスト…と書くと非常にカッコいい印象ですが、何となく親しみやすいビートというか、コミカルな感じがあって面白かったです。これはまた観たい。
かきつばた[西川文章、森山ふとし、山本信記、井上秀樹、田川雅康]
 最初はバラバラに散りばめられていた音が一気にまとまってグングン駆け上がっていくというか…我ながら文章力ないなあ。バンド名から受ける印象とは違って踊れる感じでした。あと、ベースの人の手数がとにかく異様。
半野田拓ソロ
 ここで2階のステージ(?)が初お目見え。ずっと見上げてると首痛くなるので途中から音しか聴いてなかったけど、ただの轟音エレキギターじゃなくて一貫した何かを感じました。
オシリペンペンズ[石井モタコ、中林キララ、迎祐輔]
 なんだかんだでよく観てるペンペンズ。今回はけっこういい写真が撮れた気がします。ところで、所々モタコさんのヴォーカルにエフェクトがかかってたんだけど、あれっていつもやってるんだろうか。
XOEXOB[岩田江、山本信記、西浦徹、MOTS、稲田誠、楯川陽二郎]
 けっこうムーディーな音楽でした。ペンペンズのあとにこーいうのが来るあたり、ほんとに幅が広すぎるイベントです。
cafeBRIDGEスペシャル その1
 電子工作の発表会みたいなことをしてたんですが、人が多くてちゃんと見るのを断念…。
INSTANT FARMERS[Samm Benett、春日博文]
 サムが歌いまくってました。
PARA[山本精一、西滝太、IEGUCHI、ヨシタケEXPE、千住宗臣
 踊れる1フレーズでひたすら押しとおす曲がえらい気持ちいかったです。これもまた観たい。ところで、写真のとおり子どもがフラフラ歩き回っていたのもFBIの雰囲気をよく表しているなーとは思うんだけど、こんな音楽たちを聴いてどう成長しちゃうのか、楽しみなような恐ろしいような…。
三田村管打団?
 むかしP-hourで観て以来久しぶりです。会場の至るところで演奏していたメンバーが最後には2階に集結して、もうとにかくブイブイ吹きまくりで楽しく踊れました。ちなみに、ゲストドラマーはPARAから連チャンの千住さん。
ELLIOTT SHARP / 姜泰煥 / 千野秀一
 なんつーか、姜さんも千野さんも、人に構わずひたすら自分の音を出し続けてる感じがして面白かったです。
梅田哲也
 POOL2の回転スピーカーや、巨大風船を使った「drying」などの作品が印象的だった梅田さんの今回の作品は…正直どんな理屈なのか分かんねえ!あと、フラッシュを焚くのがためらわれる雰囲気だったので写真もありません。全然感想になってないですね。
HACOMARI[Haco、恵良真理]
 HACOさんが歌いまくってました。トラックには稲田さんのコントラバス坂本弘道さんのチェロがふんだんに使われていたんですが、「電子音とマリンバ」の共演を期待していたのでちょっと肩透かしかな。恵良さんのマリンバは初めて生で聴いたけどステキですね。
MUTANT[岩田江、井上智士、水谷康久]
 サックスのマウスピースの代わりにピンマイクをセットして、キーを押す音をメインに演奏するトリオです。UAの新譜にも参加してるとか。
HANS REICHEL&内橋和久
 ダクソフォンの発明者であるHANSさんと、日本で唯一のダクソフォン奏者である内橋さんのデュオです。これはホントに面白い楽器で、おっさんの唸り声や女性の叫び声のような音まで、弾いたり叩いたりとこれまた多彩な演奏方法で聴かせてくれます。HANSさんは他にも自作のツインネックギターをこれまた変な奏法で弾いたりして、内橋さんも得意のエフェクト操作でこれに対抗。音楽的な「面白さ」でいうと、このデュオがこの日一番でした。
TSUKI[Hans Koch,Paed Conca,Margrit Rieben]
 この時点で23時を回っていたために若干お客さんは減ってしまったものの、このバンドもなかなか変テコで面白い音を聴かせてくれました。写真だけでも、なんかこう、伝わらないかなー。


 前述のとおり、Not The Same Colorのライブは3日目に持ち越し。いやー、明日一日でもう終わっちゃうんだなーと寂しさを感じつつ、深夜のフェスティバルゲートを後にしました。