NEED MUSIC 黎明編

 先日の日記やコメントを書いていて、何となく音楽の原体験みたいなのを思い出したので書いてみます。
 今ではそうでもないんだけど、子どものころ僕は乗り物酔いがひどくて、観光バスやタクシーが大の苦手でした。そもそも、小学校低・中学年のときは喘息もあったので、体が弱かったせいもあったんでしょう。今では無駄に健康体ですが…。
 ウチの家には自家用車がなかったので、その点はまあ問題なかったんだけど、あるとき家族で誰かの車に乗って移動する機会がありまして。たしか遠い親戚のところに行ったとか何かだったかな。で、ツライなー、気分悪いなーっと思っていた時に、うちの兄が「音楽聴いてたらマシになるで」と、カセットウォークマンを貸してくれたのでした。
 「今まで苦手だったものが一瞬にして平気になる」感覚というのは素晴らしく、「ええ加減返せや」とドヤされたものの、何とか片耳だけ死守したイヤホンから流れてくる音楽に、僕は心からすがりきっていたのです。まあ、そのとき何を聴いていたかは全く覚えてないんだけど…(プリプリのダイヤモンドとかその辺だったような気もする)。
 と、ちょっと長くなりそうなのでこの項つづけます。次は暗黒編。