SCUM NITE＠難波ベアーズ

　渚にてのライブを観るのは何年ぶりかなーと思って調べてみると、2003年4月29日のBENEFIT＠芦屋山村サロン以来なのでした。まあ、去年から今年にかけて、柴山夫妻には新世界ジャンジャン横丁の田中屋で2回ほど遭遇してるけど…。
　さて、今夜はこのイベントの主（？）ULTRA FUCKERSが先に登場。ヴォーカル＆打ち込み機材、脚立（パーカッション）、ギター、ドラムという編成で、1時間ちょいぶっ続けの轟音ライブは正直しんどかった。部分的にはすごくカッコいいところもあったんだけど。
　ちょっと長めの転換のあと、渚にてがステージに。今回は柴山さんがエレキギター、サポートの人がエレキベース、雅子さんがドラムという編成。何となくベースの音がこもってる感じだったのが残念でしたが、柴山さんの爆音エフェクトが効きまくって気持ちよかったなあ。「渚のわたし」「走る感じ」「花とおなじ」なんかの好きな歌も聴けたし。
　最後の最後、「今日の演奏を事故で亡くなられた西浦真奈さんに捧げます」というMCのあとに演奏されたのは「本当の世界」。冒頭部だけ、ちょっと歌詞を引用させてください。

きっとまた同じ場所で　あえると思っていた
音もなくわかれはやってくる　あの船のように
遠ざかる青い空
ふりむいて　ここにいて　舵をとれ

　渚にての音楽はキラキラした感じの演奏もステキなんだけど、とにかく歌詞がすーっと頭に入ってくるんですよね。MCの効果もあってか、ウルっときてしまいました。
　あと、開演待ちや転換時には松本亀吉さんの（客に背を向けた）DJタイムもあって、広末のノイズリミックスや昔の変テコな歌謡曲などがかけられてました。客はもちろん体育座りで4,50人がひしめきあい、須原さんやマゾさんやモタコさんもいたりして、いやーこれが正しいベアーズの姿ではないでしょうか。