METAL NIGHT〜番外編〜@梅田NOON

 このイベントはNOONで毎月第3水曜にやってるHR/HMのDJイベントらしいんだけど、今回はゲストとしてドラびでおこと一楽儀光さんがメタルネタオンリーの「ドラメタル」で登場するというので行って来ました。ちなみにNOONは初めて。入場すると、「今日ビンゴありますんで」と言われてビンゴカードをもらったんだけど、まさかあんな風に使うとは…。
 こういうイベントのとき、僕はどうも「目当てはゲストやから最後に出るやろし遅れて行ってもいいかー」なんて考え方が出来ず、もし出番が最後じゃなかったら…と不安になったり、やっぱ客がいた方が主催者の人も…などと余計な気を回したりしてしまう性質で、けっきょく開演の19時半から21時まで約1時間半、ずっとHR/HM漬けになってました。あまり興味のないジャンルではあったけど、聴いてみると思ったよりポップな部分があることが分かり、これはこれで収穫。VJの人がいたのもよかったかな。ただ、グロい映像を使うのはまあ分かるんだけど、なぜか男性ストリッパーの映像がふんだんに使われていて、HR/HMってゲイ文化と親和性があるのかなーなどと余計なことを考えてしまいました。
 NOONのサウンドシステムもなかなかよくって、フロアにいると4方向から向けられたスピーカーがガシガシ音を浴びせてくれる…んだけど、それも長時間となるとさすがに耳も体も疲れてしまい、連れ(友人S)がいたこともあって、1時間ほど外に出てリフレッシュ。戻ってからしばらくで一楽さんがセッティングを始めたのでちょうどいい感じ。が、ステージ上にもう一人妙な男がいて、やおらジーパンを脱ぎだすとパンツに蛇口が付いてる…あ、この人って佐伯誠之助かっ。何でも、落雷でドラメタル用に作ってたデータが飛んでしまったらしく、翌日のカモロックで共演するこの人を呼んだ、ってことみたい。


 佐伯誠之助による司会ではじまったライブの一曲目は「マツ○ンテクノ」。おなじみ、マツ○ンサンバの映像にぴったりテクノの曲を合わせてしまうテクに惚れ惚れ。なんか中毒性があるんだよなあ、これ。
 マッキントッシュをふんだんに使うドラびでおは、曲間のセッティングにちょっと時間がかかるという弱点があるんですが、今回は司会つきなのでその点もばっちり。さっそく、ラフォーレの夏のバーゲンCMに使われた映像を見せてくれたりして嬉しかったなあ(店頭用の映像だったらしいけど)。関西では放送がなかったので。
 つづいてはメドレーで、北朝鮮ネタからキル○ル、バトル○ワイヤルへ。いやー、ほんとに何回見てもカッコいい。さすがの僕でも「あ、あのタムがあの映像を呼び出してるな」とかいうのが分かってきて、そういう見方でも面白かったです。で、この幕間は佐伯誠之助による山崎まさよしのカラオケで繋ぎ…繋げてるのか? 面白いからいいけど。
 そして、次の「エロメタル」ではやっと2人が共演。一楽さんが洋ピンの映像にドラム操作でリアルタイムにモザイクをかけていき(これは大ウソ)、モザイクが間に合わない時は佐伯誠之助が金隠しでフォローするという、最高にバカバカしい共演でした。まあ、おかげで無修正画像が映されることはなかった、ということにしておきましょう。あーくだらねえ(ホメ言葉)。そして、この幕間では佐伯誠之助がサンプラーを仕込んだアコギで「ウンコはほろ苦い」を熱唱。笑ったら負けだと思いつつ、あまりのくだらなさに失笑を禁じえません。
 最後に披露されたのは「ドラビンゴ」。ドラムを叩くことで映写される数字をシャッフルしてビンゴに使う、という発想はなかなかナイスアイデアなんだけど、ついでにドラムとジューサーを連動させてネギやキュウリをぶち込んだジュースを作る…というあたりで頭がクラクラ。それにしても、「はやくビンゴが出てくれないと疲れる…」とボヤきつつもほとんど手を抜かずに叩きまくる一楽さんはやっぱりすごい。一等の人には、ジュースやドラびでおDVDなどがプレゼントされ、まあ多少グダグダになりつつもライブは終了。いやはや、何だかんだでやっぱり楽しい夜を過ごせました。


*キーワード対策に伏字を使っております