大塚まさじ@CHAKRA

 ちょっと久しぶりのまさじさんライブは、ゲストに長田TACO和承(スティールギターなど)、山本公成(ソプラノサックス)を交える構成。会場は天神橋筋商店街からちょっと外れたところにあって、カフェ、雑貨屋、ギャラリー、さらにはワークショップまでやっているなかなか面白そうなところ。下のリンク先に写真つきで紹介が載ってるので気になる方はどうぞ。
http://yousworld.com/shop&spot/htm/189.htm
 まずは前座で、長田和承さんにココでギターを教わってるらしい渡辺哲存が弾き語りで3曲ほど演奏。アガっていたのか、もうちょっと伸び伸びと歌ってもいいんじゃないかなーという印象。そしてまさじさんがまずは1人で登場です。

 

1.月の祭り
2.町の川
3.春のはじまり
4.サーカスにはピエロが(w/長田和承)
5.メトロ(w/長田和承)
6.夕暮れ(w/長田和承)
7.シャバダバbaby(w/長田和承)
 2.は田川律さんの作詞…という話で、今度田川さんとまわる「koki de go-go」ツアーの話なんかも。70才と55才のジョイントライブって…想像つかない。3は一番最近に作ったという新曲で、6は高田渡のカバー。こないだ渡さんのライブでも聴いたけど、まさじさんの声だとまたちょっと印象が違って面白いですね。「夕暮れの町で僕は見る 自分の場所からはみだしてしまった 多くの人々を…」
 ライブでは勢いがあって楽しい曲7.でひとまず1部は終了、ちょっと休憩。

 

8.こんな月夜に(w/山本公成)
9.天王寺想い出通り(w/長田和承、山本公成)
10.?(w/長田和承、山本公成)
11.風のがっこう(w/長田和承、山本公成)
12.男らしいってわかるかい(w/長田和承、山本公成)
13.プカプカ(w/長田和承、山本公成)
 この会場は築200年の家を改造して作られたそうで、音の響きがとってもよかったんだけど、特にTACOさんのギターが最高。アコースティックなライブだと、いかにして生音を損なわずに音量を上げるか、というのがテーマだと思うので、その点はバッチリでしょう。
 ギターの音というのはボディの中の空洞で響いて出てくるんだけど、それなら会場もひとつの楽器なんじゃないか…昔の木や土で作られた家と、今のコンクリート製の家では、きっと人の声の響きも違って聴こえるんじゃないか…というニュアンスの話をまさじさんがしていたんだけど、思わずうなってしまいました。キンキン耳に響くような音も嫌いじゃないけど、ずっと聴いてるとたしかに疲れるもんねえ。そんなところでは、やさしい声もやさしく響かないのかもしれない。
 10.は最近見たという映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」をオススメしてから、「ぼくのブルースを1曲」と。「悲しくて歌うんじゃない 苦しくて歌うんじゃない この憂いが胸をキュンといわすのさ」という詩がステキなんだけど曲名が分からない…。
 こうやって書いて並べてみると第2部はかなり豪華ですね。13.で最後だと言われて「あれ、短いな」って思ったんだけど、こうも楽しいと時間はあっさり過ぎちゃうってことか。
14.アフリカの月
15.On The Sunny Side Of The Street(w/長田和承、山本公成)
 アンコールはこの2曲でおしまい。会場の雰囲気もかなりよくって、これで当日ドリンク付2800円だからホントに行ってよかったな。次は「koki de go-go」か「春一番コンサート」か…。どーしよう。