東へ西へ

 今日はあちこち出歩く日。まずは中華そば住吉へ行くために地下鉄新深江駅へ向かいます。この日は日曜だったせいか、2時ごろに行ったのになかなかの混雑ぶり。持ち帰りの客も多くて忙しかったせいか、(5ミリくらいある)麺が若干茹ですぎだったけど旨いことには変わりなし。ところで、僕の友人Sは天下一品の大ファンで、どんなラーメンを食っても結局「まあ、天一のほうが旨いけどな」という決め台詞を吐く天一原理主義を掲げてるんだけど、さしずめ僕は住吉原理主義者といったところか。
http://www.itoshinoramen.com/nagai/sumiyoshi.htm
 すっかり満足したところで、また地下鉄に乗って今度は大阪港駅を目指します。途中、乗り換えのために降りた阿波座駅でトイレに行ったんだけど、紙が置いてないのはいつものことにしても、紙の自販機すら見当たりません。近くに駅員がいたので聞いてみると、「あー、こっちのトイレには置いてないねえ…」。多機能トイレはあんなに充実し、今やほとんどの駅でエレベーターも導入、あげく女性専用車両なんてのまで導入しながら、ねえ…。あと不満ついでに言うと、最近はパチ屋スロ屋の広告まで駅構内・車両内に貼られてるんだよね。なんか色々なし崩しになってませんか?
 とか考えてると気分が悪くなるので切り替えて、駅からサントリーミュージアムへ。すると途中、海遊館前で行われていたペンギンのパレードに遭遇。おお、なかなかカワイ…くないな、けっこうデカイよ。子どもなんて襲われたらヤバそう…。ペンギンつながりで、SABE先生の「串やきP」(バトルマニアの美少女に改造されたペンギンが、アイデンティティーの喪失から闘争本能にとりつかれ犬やらカンガルーやらと殺し合う漫画)の最終巻は結局出ないんだろうか…などと考えたり。月刊フラッパーに最終回が載ってるのを見た記憶はあるんだけどな。
 サントリーミュージアムに入っていくと、アラ、なかなかスッキリしたいい建物じゃないですか(後で調べたら安藤忠雄の仕事でした)。と、僕の目に入ってきたのは、子どもにヒモの付いたチョッキ着せてペットみたいにひっぱって歩いてる母親。あー、子育てが大変で、もう正常な判断ができなくなってるんだろうねえ。で、よく見るとチョッキの背中に羽のイラストが書いてあんの。そーいう幻想が貴方を苦しめ、しいては子どもをも苦しめるんですよ…いや、たぶん。
 さて、お目当ての「ロートレック賛歌 -ポスター芸術の魅力-」展は最終日で休日ということもあってなかなかの入り。ポスターだけに字を含めた構成がいいなあとか、オレンジ色がやたら使われてるのは当時の印刷技術と関係あるのかなとか、知識がないなりに楽しめました。が、こんな場所でも携帯の音切ってない人がいたり、バカなりに気を使ってるのかちょっと離れた場所で喋ってるけど十分五月蝿いよ!などイライラすることも多かったです。帰り際、目録はガマンしてポストカードを「カッコいいかどうか」という中高生的基準で何枚か購入。でも、スタンランの「ヴァンジャンヌの殺菌牛乳」にうっかり萌えてしまい(違)、ポスターまで買ってしまいました。これ飾ってたらロリコンと思われそうだけど…。
 また地下鉄に乗って、今度は南森町駅まで。そーいや最近は、駅のベンチでも1人ずつ離れて座れるように(?)、椅子が分かれてたり、手すりがいっぱい付いてたりしますが、みんなよっぽど他人と触れるのが気持ち悪いんでしょうか。電車の中でも、座席に「ハイここで一人分ですよー」って線引きされてたりしますけど。こーいうのって考え出すとハマるんだよなあ。どうでもいいけど。
 天満宮につくとすでに薄暗くて、たいまつの炎でライトアップされた古本市の会場はなかなかの雰囲気。でも、僕が移動中に降ったらしいにわか雨で、投げ出されてた100均本は濡れちゃってていろいろと断念…。この古本市は「てんま天神梅まつり」の一環だったんだけど、「花より古本」て感じでぐるぐると回りつつ結局何も買わず、出店のぜんざいだけ食べて帰りましたとさ。
 うーん、なかなか充実した1日のはずなのに、なんでこんなにイライラしてるんでしょう。っつうか長ったらしいよ!